トックリキワタ
学名 | Ceiba speciosa | ||||||||||||||||||||||||
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和名 | トックリキワタ | ||||||||||||||||||||||||
科名 | アオイ科(旧パンヤ科) | ||||||||||||||||||||||||
原産地 | ブラジル、アルゼンチン | ||||||||||||||||||||||||
見ごろの時期 |
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開花エリア | 花の並木道 | ||||||||||||||||||||||||
解説 | アルゼンチンからブラジルにかけて分布するアオイ科(旧パンヤ科)の落葉性熱帯花木で、アルゼンチンではヨッパライの木と呼ばれていますが語源は不明です。生長が早く、高さ10~15mほどになります。とっくりの名は年数と共に主幹の基部が膨らみ、日本酒の徳利(トックリ)に似た姿になることに由来します。樹皮には高さ2㎝ほどの鋭いトゲがあります。葉は掌状複葉で、5~9個の小葉があります。 花は9月から11月にかけて、枝先の数個の花柄に径15~20㎝の五弁花を咲かせます。花色は濃いピンク色から乳白色まであり、美しい花が樹冠全体に咲く姿は見事です。 花が終わると長さ10~15㎝ほどの紡錘形の実がつき、黒く熟すと実の中にはたくさんのタネを包むように白い綿毛が入っており、3月ころ実が割れると、タネについたワタが風に飛ばされて飛散します。実の中のワタはカポック綿と呼ばれ、座布団やクッション、救命具の詰め物として利用されます。綿の中には5㎜程度のアサガオの種子のような球形の黒い種子が入っています。 |