サキシマフヨウ(先島芙蓉)
学名 | Hibiscus makinoi | ||||||||||||||||||||||||
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和名 | サキシマフヨウ | ||||||||||||||||||||||||
科名 | アオイ科 | ||||||||||||||||||||||||
原産地 | 九州西部から奄美・沖縄にかけて | ||||||||||||||||||||||||
見ごろの時期 |
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開花エリア | 展望回廊 | ||||||||||||||||||||||||
解説 | 九州西部の福江島・甑島から南西諸島、台湾、中国に かけて分布する、アオイ科フヨウ属の植物です。名前の由来は、沖縄県先島(宮古・八重山地区)に多く自生しているため付けられたようです。 わが国で、夏に開花する花木としてよく知られているフヨウによく似ていますが、茎葉に生える毛の形態や、開花時期が遅い点などが異なります。 海岸地から山すそなどに自生し、高さは2~4mになる半常緑低木です。葉は互生する単葉で、長さ・幅ともに10~20㎝の五角形状をしています。 花は当年枝の枝先に、10~20輪程度群がるようにつきます。直径8~13㎝ほどの5弁花で、1日花です。次々に新しい花を咲かせるので、10月から11月頃まで長期間楽しめます。花色は透明感のあるピンクまたは白で、個体間差があります。開花後に径2~3㎝程度の球形の果実をつけ、中に多数の種子が入っています。 半落葉低木で樹高は2~4mほどの低木または小高木です。白色や淡紅色の花が9月から1月にかけて咲きます。葉は枝の上部に多くつき、五角状円形~広卵形をしています。増殖は、実生・挿木・取木が可能です。 樹皮は繊維質なので和紙の補助原料として使われ、中国では古くに紙の原料として使われていました。フラワーパークかごしまでは、錦江湾を望む「展望回路」で白亜のドームと青い海と共に楽しむことができます。 |